【ヒューマン】
桜庭ななみの女優魂!頭部に大けがも数日後に撮影再開
女優、桜庭ななみ(23)が、17日公開の主演映画「絶壁の上のトランペット」(ハン・サンヒ監督)の撮影で頭部に大けがを負うも女優魂で乗り切っていたことを激白した。「けがよりも、作品を創り上げたい思いの方が強かった」と言う力強い言葉は、主演の自覚の表れだ。最近は北京語を習得し、台湾ドラマやアジアの大作映画に出演。14歳で芸能界入りした“鹿児島一の美少女”は、キャリア10年目の今年、世界へはばたく!
新人賞を総なめにした2010年の映画「最後の忠臣蔵」以来、6年ぶりのインタビュー。
清純でかれんな“少女”は、たくましい女優に成長していた。
「絶壁の-」は、心臓移植手術を受けた女子大生(桜庭)と青年(L.JOE、22)の出会いを軸に描く日韓合作のラブストーリー。出演の決め手について「当時はまだ合作に出たことがなく、海外の方々の撮影に興味があって…」とキラキラの笑顔で語る。
昨夏に沖縄・石垣島で撮影。つながりを大事にする日本の撮影との違いに戸惑いを感じながらも、以前に覚えたという韓国語で監督や韓国のスタッフとコミュニケーションを取り、「だんだん慣れていった」矢先、海に入るシーンの撮影で悲劇が起きた。
「沖縄の海ってすごくキレイで、底が見えるから浅く感じるんです。でも入ったら深くて、思わず近くにあった船の手すりをつかんだらそれが落ちてきて・・・」
硬い鉄の塊は頭部を直撃。青い海に真っ赤な血が流れた。撮影は中止となり、すぐに病院へ搬送されたが、本人はけがよりも撮影の中断を心配していた。
「主演の自分がいま止めたら、映画が成り立たない。本当にみなさんが一生懸命この作品に対する思いを強くぶつけながら撮影をしていたので、“やめちゃダメ、戻らなきゃ”って…」
安静を促す周囲を押し切り、数日後には撮影を再開。「とても良いストーリーだし、絶対にこの作品を創り上げたい思いの方が強かった」。まさに体を張って完成させた作品が公開にこぎつけ、「すごく・・・うれしいです。ホッとしています」と目を細めた。
主演映画で見せた女優魂。最近の桜庭の頑張りはこれだけではない。
14歳のときに地元・鹿児島でスカウトされて芸能界入り。所属事務所の先輩、堀北真希(27)、桐谷美玲(26)に続く清純派美少女として多くのドラマで活躍してきたが、次のステップアップを目指し、昨年4月、演技の幅を広げるために北京語を習おうと台湾に短期留学した。
台湾映画「あの頃、君を追いかけた」の鑑賞がきっかけで「こういう海外の作品にも出てみたいな」と仕事の合間をぬって計4カ月ほど台湾へ通った。
成果は着実に実を結び、放送中の台湾ドラマ「戀愛沙塵暴(リェンアイサチェンバォー)」で海外デビュー。福山雅治(47)と中国の人気俳優、チャン・ハンユー(51)がW主演する香港・中国合作映画「追捕 MANHUNT」(ジョン・ウー監督、2018年公開)では、日本人主要キャストの1人に大抜てきされた。大きな決め手は、監督と直にコミュニケーションが取れる、その語学力だ。ウー監督の作品に参加し、新たな思いも芽生えた。
「すごいお芝居が上手な方ばかり集まっていて、私はまだまだ足りないことだらけなんですけど、観ている方にはそれを感じさせたくないなって。今までは自分なりのいいお芝居をできたらと思っていたけど、この作品に入って、もっとうまくなりたい思いが強くなりました」
海外スタッフとの仕事は大きな刺激になるといい、「もっと映画やドラマを通して、アジアの懸け橋になりたい。日本だけでなく、アジアとか世界に向けてやっていきたい」と力を込める。
大志を抱く“原点”ともなった「絶壁の-」については、「命の重みや、大事な人と過ごす時間の大切さを伝えられる作品になってほしいし、グッと来るセリフを感じてほしい」。
“命の重み”を知った映画だからこそ、たくさんの人に届いてほしいと願い、有言実行で“世界のななみ”を目指す。
★結婚は「自分の仕事に満足したら」
恋愛ものに出ると恋愛したくなる?との質問に「なります(笑)。でも、映画の中だけで満足しちゃうからダメなんですよね」と照れ笑い。好きなタイプは「自由奔放な私に付いてきてくれる人。あと、自分の意思をもっていて、私が違う意見の時は怒るんじゃなく、そうなんだと思わせてくれる人がいいです・・・って超恥ずかしい」と赤面した。結婚は「自分の仕事に満足したら」といい、「この仕事ってゴールがないから、ずっとやっていたいです」と結婚後も女優を続ける覚悟だ。
桜庭ななみ(さくらば・ななみ)
1992(平成4)年10月17日生まれ、鹿児島県出身。23歳。14歳のとき、「鹿児島にものすごい美少女がいる」という噂を聞いた現在の所属事務所スタッフにスカウトされて芸能界入り。2008年に日本テレビ系「栞と紙魚子の怪奇事件簿」で女優デビュー。同年、「ミスマガジン」のグランプリに輝く。ヒロインを演じた映画「最後の忠臣蔵」ではブルーリボン賞など数々の映画賞で新人賞を獲得。女性5人組、bump.yのメンバーとしても活躍(一昨年6月に卒業)。特技はテニス。1メートル62.5。
(※http://www.sanspo.com/geino/news/20160910/int16091005030001-n1.htmlより)
ななみちゃんの、
女優魂、すごく熱いです。
最近活躍の場も大きく広がってきていて、
すごく嬉しくなるのですが、
海外でのお仕事が増えてくると、寂しい気持ちも大きくなってきたり。
ななみちゃんのこれからの活躍も楽しみです♪
今年のカレンダーイベントは、
あるのかな。