高杉真宙&葵わかな、青春時代は「輝いていない」「周りの光を見ていた」
高杉真宙と葵わかなが6月27日、東京・渋谷の映画美学校で行われた、共演映画「逆光の頃」の特別試写会に、メガホンをとった小林啓一監督、原作者・タナカカツキ氏とともに出席した。
人気フィギュア「コップのフチ子」の原案者としても知られる漫画家タナカ氏による同名漫画を、「ももいろそらを」「ぼんとリンちゃん」を手がけた小林監督が実写映画化。京都を舞台に、幼なじみ・みこと(葵)に恋する高校2年生・赤田孝豊(高杉)の、揺れ動く思春期の心や青春の輝きを描く。
ストーリーとかけて「自分にとっての“逆光の頃”、青春の思い出は?」という質問があがると、高杉と葵は「輝いてない青春時代を送っていたタイプですもんね」(葵)、「本当にね。周りの光を見ていたもんね(笑)。逆光……、その日々が逆光。眩しいなって」(高杉)と、そろって苦笑い。さらに高杉は、「今思えば、何気ない日々が割と青春だったなって。本当に(良いエピソードが)ないので、毎回こう言っているのですが」と続け、笑いを誘っていた。
また、高杉と葵は、そろって漫画好きを公言しているため、この日はタナカ氏を前に緊張の面持ち。「原作漫画の印象」を聞かれた高杉は、「最初に読んだ時は、世界観が独特だなと思いました。漫画なんですけど絵が芸術的で、セリフも詩的。不思議な感覚があって、どんどん引き込まれる感じ」と熱弁をふるう。
一方の葵も、「私もすごく世界観のある、独特なお話だなと思った」と同調し、「全体的にすごくシンプルなんですけど、お話もシンプルだし、書き方も。シンプルな分余白がある。セリフのないところでキャラクターたちが何を考えているのか、読んだ人が想像できるような余白がある漫画だなと感じた」と語る。
キャスト2人が原作へのリスペクトを強く訴えるなか、タナカ氏は「漫画原作って、映画になった時に、漫画としての面白味や、脚本も随分変わるわけですよね。それを楽しみにしていたんですけど、結構そのまま。セリフも『原作を尊重しました』とか言ってるんで……恥ずかしいな。変えてくれよと思いました(笑)」と暴露。さらに「本当に(映画化に)ノータッチなんです。ただ全くノータッチなのもあれやから『タイトルを手書きで書いてください』と言われて。何パターンか書きました。……使われてない!」と小林監督にクレームを入れると、場内は大爆笑だった。
「逆光の頃」は7月8日から公開。
(※http://eiga.com/news/20170627/20/より)
映画「逆光の頃」
小林監督ということで、
けっこう興味が湧いています。
高杉のまっひー、
ボンリンから続けての小林監督映画に出演。
ここも楽しみなポイント・・・かな。