美少女シンデレラを育てる東宝 等身大の高校生ゆえの魅力
一昨年行われた第8回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを獲得し、今年発売された自身初めての写真集「はじめての恋人」(発行:ギャンビット)では、その美少女ぶりで話題になった福本莉子だが、実際の彼女は地元大阪で高校生活もしっかりと満喫する女子高生。福本のインタビューでは、ゆっくりかつ人間的な魅力を育てようとする東宝側の育成方針もうかがえた。
福本がグランプリを受賞したのは2016年11月。
約1年が過ぎ彼女は、「初めてのことがいっぱい過ぎて1年がすごく早くて、いっぱいいっぱいになってしまう時もありましたがすごく充実した日々でした」と振り返る。受賞した当時は「全く未知の世界だったので、これからどうなるんだろうという不安の方が大きかった」という彼女だが、今では「来年はもっとコツコツと頑張って、もうちょっと演技などでも自分を出せるようになりたいなと思います」とやる気いっぱい。
その思いの励みとなったのは、共演者からの言葉。「水野真紀さんと共演させていただいた時に『焦らなくても輝けるときが来るから頑張ってね』と言われたとき、コツコツ頑張っていこうと思いました」と語る福本。だがその仕事が“増える量”も、彼女が真っすぐに育っているポイントのよう。定期的にワークショップに参加し、演技の練習をしているという福本の拠点は東京ではなく、今も地元である大阪。学業への配慮はしっかりと守られているようで、学校でのエピソードを話す彼女の顔は生き生きと輝きだす。
「1週間ほど東京に行かせていただいたときには、標準語を自然と話すようになれて。でも友達からは『関西を忘れないで!』と関西弁の教室を開かれてしまったんです。『リピートアフターミー』と友達が言った関西弁を繰り返していました(笑)」。テスト期間中の朝は、いかにノートの内容を頭に詰め込められるかという戦いの時間だとほほ笑む彼女は、まさに等身大の女子高生そのものだ。
そんな彼女に、自身を評価する言葉についてどのように思っているか、という質問を投げかけると、意外な一面をのぞかせた。「やっぱり『お仕事』という意識が自分の中には強くあるので、どのように言っていただいても受け止めたいなと思っています」。また彼女は、「これからどんな作品に出会い、どのように成長していくかはまだわかりませんが、同性の方からも応援していただけるような女性になれたらいいなと思います。まずはこの写真集から皆さんに知っていただければと思っています」という意気込みものぞかせていた。
(※https://www.cinematoday.jp/news/N0097114より(※一部書き換え))
福本莉子ちゃん・・・
そろそろ活躍の場が広がってくるのかな。