南沢奈央、五輪選手の前向きさに刺激「見習いたい」
女優の南沢奈央が20日、東京・渋谷のNHKでBSプレミアムの特集ドラマ『下町ボブスレー』(3月1日スタート、毎週土曜 後9:00、全3回)の完成記者会見に出席した。劇中で、オリンピック出場を目指してトレーニングに励むボブスレー選手を演じた南沢は、役づくりの参考にした本物の選手を思い、「すごく明るくて、前向きな性格の方が多くて、私も見習いたいと思いました」と刺激を受けていた。
同ドラマは、東京の町工場の職人たちが、国産ボブスレーのソリ「下町ボブスレー」を作って、オリンピック出場を目指している実話を題材に、モノづくりに誇りを持つ職人たちと、職人の心意気が詰まったボブスレーで戦う女子選手の情熱と奮闘を描いたフィクション。
南沢は「自分でスポンサー集めをしなくちゃいけなかったり、(生活するために)仕事もしなければならなかったり、ボブスレーの練習をしているだけじゃオリンピックは目指せない。本当に苦労が多い」と舞台裏を垣間見た思いを吐露。現在、ソチで行われている冬季五輪も「選手の実力だけじゃなくて、ボブスレーならソリの性能も合わさって結果が出る。どんなソリなのか、どんなスケート靴を履いているか、道具に目が行くし、コーチや道具を作った人、たくさん人が関わっているんだなぁと思いながら見ています」と視点に変化もあったという。
会見には、ふとしたきっかけでボブスレーのソリを作り始める町工場の二代目を演じた青柳翔も出席。「実際の町工場を訪ねるまでは、工作機械のボタンを押せばある程度のものはできると思っていたんですが、職人の手作業のほうがより精密なものが作れると聞いて、素人と職人の違いを思い知りました。お話を聞いた息子さんが『何年やっても父にはかなわない』と言っていたのがとても素敵でした」と撮影を振り返っていた。
(※http://www.oricon.co.jp/news/2034248/full/より)
『下町ボブスレー』。
いよいよ来週から放送。
●ドラマ公式サイト⇒http://www.nhk.or.jp/drama/bobsleigh/